小豆島へ②
向かったのは夜の最終便だったので風景はなにも見えませんでしたが、逆に夜遅くだから人もほとんど乗ってなくて快適な船旅でした(^^)
その日はタクシーでホテルまで入るだけ。
タクシーの運転手さんから、小豆島の人口や産業、若者が本土に出て行って労働人口や後継者がいないなど島が抱える問題点やその対策、またまた醤油屋さんの歴史や現状など、いろんな話を聞かせてもらいました☆
もともと、小豆島は石材と製塩がさかんで、なおかつ大消費地である大阪や京都に近かったので海運も整っていて塩を出荷していたらしい。
そのうち、紀州湯浅から醤油づくりが渡ってきて小豆島の醤油づくりがスタート。九州に塩を持って行った船が九州から大豆や小麦などの穀物を持ち帰り、醤油づくりはどんどん盛んになっていったそうです。かつては狭い島に400件くらいの醤油屋さんがあったらしい。
たぶん、普段から観光客に説明しているんでしょうが、醤油業界人以外ではあり得ないくらい醤油づくりについて詳しくて、
『ここの蔵は天然醸造で丹波の黒大豆と無農薬小麦で1年半仕込んで作ってるんです。』
とか
『一般的な大手の醤油は3か月くらいで作るでしょ?小豆島では天然醸造だから1年は熟成するのでモノが違うんですよ』
とか、
『今は協業化が進んでいて、島でも麹を作って熟成までは島醸で一括していて、絞った後の生醤油を各社が味を調えて出荷しているんです』
なんて、僕が普段工場見学に来た人にしゃべるようなことをお話してもらいました(^^)
僕も佐賀から来た醤油屋で、
ヤマロク醤油さんの新桶作りの手伝いに来たと話をすると、
『ああ、また新桶作られるんですか?前回はNHKでも放送されて大々的でしたよ。今回もテレビが入るんじゃないですか?』
と、新桶の話題も詳しくて☆
クッタクタに疲れてたけど、すごく楽しいつかの間の移動時間でした(^^♪